【イベントレポート】世田谷新年子ども祭り、過去最大の賑わいに

30年以上続く世田谷区と松代の交流、今年は様々なPR活動も展開

1月7日、東京都世田谷区の世田谷公園で『第45回新年子どもまつり』が開催され、今年も十日町市松代より雪のプレゼントと飲食・物産販売を行いました。今年の来場者数は約3.8万人。過去最大規模のイベントとなりました。

新年子どもまつりは、昨年より場所を世田谷公園に移して開催。前日には、10トンダンプカー3台、約30トンもの雪が運び込まれ、雪下ろしの際には歓声が挙がりました。大人が数十名がかりでかまくらと雪のすべり台のコースを設営。樋口彰 松代支所長や村山達也 十日町市議会議員・越後松代冬の陣統括軍師も陣頭指揮をとって、入念な準備が行われました。

当日、約20メートルの長いすべり台に子どもたちは大興奮。雪のすべり台は最大2時間待ちの行列、雪のかまくらは1時間待ちの行列となりました。

会場をぐるっと一周する雪のすべり台の行列

メインステージでは、早稲田大学じょんのびクラブのメンバーが戦国武将の衣装を身にまとい、十日町市松代地域にまつわるクイズ大会として松代○✕クイズを実施。○☓クイズに連続して正解することができた30名に、十日町産魚沼コシヒカリを贈呈しました。また、最後の一人には、雪国クワガタ(オオクワガタ)をプレゼント。大きな盛りあがりを見せました。

松代ブースでは、もぐら汁、あんぼ、焼き餅の飲食販売と、大豆や乾物、雪国クワガタなど物産販売も実施。飲食販売は開店から行列の絶えない人気ぶり。クワガタブースの前には子どもたちの人だかりができ、越冬するクワガタたちに興味津々でした。

もぐら汁、あんぼ、焼き餅
道の駅まつだいふるさと会館より物産販売
クワガタ販売も実施
行列の絶えない人気となった飲食販売チーム
クワガタブースには子どもたちの人だかりが

世田谷区と十日町市の交流は旧松代町時代の平成元年にはじまり、平成4年からは世田谷新年子どもまつりに雪のプレゼントを行い、30年以上続いています。
近年は松之山温泉の地熱を利用したバイナリー発電の電力を世田谷区に送る自然エネルギーの連携協定を結んでいる両地域。これまで世田谷中学校に電力を供給していましたが、今年はさらに80世帯分の電力を確保し、利用者を募るPR活動も行われました。

80世帯分の電力を世田谷区の一般家庭にも提供開始

松代ブースでは、今年3月9日(土)、10日(日)の2日間で開催される第34回『越後まつだい冬の陣』、6月2日(日)に開催が決定した『越後まつだい春の陣トレイルランレース2024』、7月13日より本会期が始まる『大地の芸術祭』についても広報活動を展開。甲冑を着たPR隊と記念撮影をする親子をはじめ、多くの来場者が足を止め今年のイベントの説明に耳を傾けていました。

冬の陣・春の陣ポスター
早稲田大学じょんのびクラブのメンバー扮する武将たちがPR活動

2024年、世田谷区と十日町市の交流がさらに活性化する1年となりそうです。

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■新年の1日を楽しもう!「新年子どもまつり」開催(世田谷区ホームページ)
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/005/010/31169/d00207874.html