こんにちは、協力隊の星です♪
5月4日は、「チーム用賀の棚田」”ジョソササイズ春の陣”を開催しました。その様子をレポートさせて頂きます!
●「チーム用賀の棚田」”ジョソササイズ春の陣”開催
5月4日、5日は、今年から始動した「チーム用賀の棚田」の”ジョソササイズ春の陣”を開催しました。
今年の春の時点では、約5-6年間耕作放棄地だった場所。
蒲(ガマ)が生い茂る状態から、再び稲穂をつける田に「復田」するプロセスから、僕の地元・用賀の地域コミュニティ「チーム用賀」が主体となり進めるプロジェクトです。
4月末の時点では、昨年までのガマの茎がしっかり残っていて、すべての根が地中で繋がっている状態。僕の力でも数本引き抜くので精一杯でしたが、重機オペレーターの柳貞治さんに相談し、全体的にバックホーで掻いて頂き、細かく切れた根を掘り出せばよい状態に。
さらに、そこに登場したのが旧耕作者の石口(屋号:いちべえ)さん。御年81歳ながら、77歳までは田んぼを続けていたという会話の中で本当に働き者の方だったんだなあと分かりました。田んぼの水回しを教わり、一緒に草刈りをして、なんとポンプまで貸して頂けることに。
復田1年目の期待に応えられるよう、頑張りたいと思いました。
そして5/4当日は、18名の参加をいただき、冒頭では”通い農”の聖地化プロジェクトについてもプレゼンさせていただきました。
そしてスペシャルゲストとして、出光興産の浦部新一郎さんに、棚田の病害虫雑草対策について講義頂きました!浦部さんは微生物農薬「タフブロック」の開発に携わったバリバリの研究畑の方ですが、「この地域ならこういう対策は重要だけど、こっちはそこまで心配ない」など、濃淡をつけて分かりやすく解説してくれたのが印象的でした。
それから田んぼに移動し皆でガマ掘り開始!
大人数でかかると出るわ出るわ、ものすごい量のガマの根たち。一人じゃ到底無理な量だけど、皆でやると全然違う、といちべえさんも驚いていました。
夜は懇親会を開催。懇親会お開き後も、冷めやらぬ棚田トーク。棚田ルームでも熱く語らいました。
GW中ながら、多くのプレス取材も頂き、メディアを通しても今回のコンセプトが広がることを期待したいと思います◎
翌朝は、早朝から「儀明の棚田」の周辺のゴミ拾い『まつだい棚田HANDS』を行いました。今年から、こうしたボランティア活動には市のゴミ袋が支給されることになり、今回はそちらを使用させていただきました!(要事前申請)
●協力隊2年目を迎えて
十日町市の地域おこし協力隊に着任して、2年目(と1ヶ月)に突入しました。
おかげさまで、地域の皆さんや、地元・用賀、妻とその友人たちにも温かく支えて頂き、沢山のプロジェクトを同時進行ながら一歩ずつ進めております。学生の頃から夢に描いていたような、毎日が文化祭の前日のような、忙しくも充実した日々です。
協力隊の1年目を終えて、自分の中でトライしたこと、その結果見えたものを整理統合、そして再編集した結果、こんな想いが強くなりました。
ーーまつだいの棚田を、”通い農”と”企業研修”の聖地にしたい。
そして、棚田のある中山間地域へ、新たな人の循環、お金の循環を生み出したい。
今年は、そこに向けた様々なチャレンジをしていきたいと思います。