はじめまして、「松代地域支援員」になりました!

まつだいへ移住して9年目、新たなスタート!

はじめまして!この度2024年5月から 「松代地域支援員」となりました、高橋と申します。

私自身はこの地域の生まれではなく、生まれは東京の多摩地域、育ちは埼玉県西部(日高市)です。

2015年にIターンの移住者として、松代の住民になりました。

現在は、松代の山平(やまだいら)地域で、地元出身の夫と出会い結婚、出産を経て一児の娘の母となりました。

芸術祭の研究をしていた縁で、大学時代から訪れていたこの地域に惚れこんで、そのまま卒業と同時に押し掛けるような形での移住、その後、またご縁を得て、この地で家族とともに暮らしをしていることも、

移住前の私にとってはとても考えつかなかったライフスタイルの大きな変化でした。

これについては、また折にふれて記事にしてみようかとも思うのですが、

さて、そうやって田舎暮らしに飛び込んだ私ですが、移住9年目にして、お声がかかったのが

「地域支援員になりませんか?」というものでした・・・

地域支援員ってなに?

「地域支援員」というのは、市町村から委嘱を受け、市町村の行政職員とともに、各地域が持つ課題の解決にむけて、地域に入り状況を把握したり、住民のからの要望を行政に届けたり、またはその逆で行政が行うサービスの情報を、地域住民に届けたり・・・といったような、地域住民と行政とのつなぎ役のような動き方をします。

十日町地域では、松代のほかにも、「十日町中心市街地」「下条」「中条」「水沢」「吉田」「松之山」等様々なエリアにすでに地域支援員として活動しています。

松代地域では初の任用ということで、(一体なにをしたらいいんだろう?私に務まるんだろうか?)という不安はありましたが、”地域づくり”に直接携われる仕事には大きな魅力を感じて、

「どうぞ、よろしくお願いします・・・!」

と新たなスタートを切ることとなったのでした・・・

これから目指したいこと

地域支援員のお仕事というのは、大枠では決まっているようで具体的には決まっていないというか、

初めて歩く藪の中を進んで、道をつけていくようなイメージで毎日動いています。

この話は一体誰に相談したら?話を持っていくときのために、まずどんな情報を集め、資料を準備しないといけないのか?

手探りではありますが、始めてみて実感したことは、地域の中でのどんな事業も、市役所での様々な業務も、「ひとり」の力では回っていない、たくさんの人が関わりあい、話をしたうえで決まり、多くの方の尽力があって実施されているということです。

これは、「地域支援員」の仕事にも当てはまることで、私ひとりの力で地域がどう変化するか、ということではないということだな、と改めて感じています。

私が地域に対してできることがあるとすれば、すでにある資源や、人々の技術や力をより発揮できるように下支えすること。情報が滞ってしまう部分があればそれを整理して、必要なところへ届いていくためのお手伝いのようなことをしていけたらいいのかなとイメージしています。

その文脈の中で「松代の移住定住のための施策」にもかかわっています。

▲「十日町市移住コンシェルジュ」 のメンバーのひとりでもあります。

十日町市で移住相談をしてくれる移住コンシェルジュの方々をご紹介! | 新着記事 | まちとかお | 十日町市の地域と移住メディア (ijuiju.jp)

住んでみるまで分からなかった魅力も、実際に暮らしてみてわかった暮らしの大変さも含めて、

この松代で生きていく ということを移住者としての目線から、いち住民として、母として、農家として、そして地域支援員の目線からも、必要な方へ情報を届けていきたいですし、

「松代に住みたい」という方と「仲間を迎え入れたい」地域とを一部繋ぐためのこともできたら・・・と考えています。

ただ忘れてはいけないことは、地域のソトに目を向けることも必要だけれど、それにも増して、地域のナカの住民の方の暮らしをどうより良いものにしていけるかという視点です。

これは車の両輪のようなもので、どちらかだけではきっと成り立たないもの。

地域に新たに人を呼び込むことで、新たな地域の活力を生み出すことの大事さも、

より暮らしやすい松代にしていくための業務も、巡り巡って人を呼び込むための手段になります。

自分の中でどちらかに偏ることのないよう、バランスを保ちながら、

たくさんの方に助けていただきながら、なんとかやっていきたいと思います!